我が愚息がこの度、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」で特攻隊員役で参加させて頂き、日刊スポーツの紙面で紹介までして頂き、ハラハラしております。いつの間にやら映画に興味を持ち、ここ二年程は大学の映画研究部で監督したり、演じたり、カメラマンやったり、照明やったりに夢中だったようです。幼少の頃から海軍の将校だった祖父の影響で軍艦の名前など詳しく、当時の若者たちの生き様に感動していました。今回の映画のオーディション、自衛隊での訓練、そして撮影、彼にとっては素晴らしい経験だったようです。今後映画の世界で働きたいと思うのかどうかは分かりませんが、この場を借りて、新城監督はじめスタッフの皆さん、キャストの皆さんに厚くお礼もうしあげます。
試写会に行く時は、「”ウォーリーを探せ”のつもりで自分の姿を見つけてくる。」と言って出かけていきました。映画にはいたく感動したようです。
久々の我が家の大事件でした。
黒沢清監督や北野たけし監督の指導を受け、東京芸術大学大学院研究科第一期生修了製作展の中で、月川翔監督の「心」という映画にワンシーンですが参加しました。彼は我が愚息の映画研究部の先輩で、家にもよく遊びに来ていました。これから日本映画のために頑張って欲しい若者です。黒沢監督は僕がキャストに入っていたので大層驚かれていました。しかし、我々俳優もこの芸大の大学院からいい映画人が育つことを心から期待しています。
今僕が撮影している映画は間もなく製作発表されると思います。今までにない映画に毎日緊張しながら楽しんでいます。それでは・・・・・役所広司