ドービル映画祭
パリから高速で2時間のドービルは高級リゾート地なのだそうですが、シーズンオフで、とても静かな街でした。
13日は授賞式、そのままコンペ作品の上映。それから、食事、終わったのは夜中。次の日は朝から1日取材でした。その間ずっと雨が降ったりやんだり、取材の終わった夕方遅くに初めて晴れ間が見えました。早速散歩に出ました。海岸の遊歩道を歩き、それから街を歩きました。
写真は散策中に撮ったスナップです。フランスの映画好きの人たちは日本の映画もよく観てくださっているので嬉しい限りです。
映画祭の車の運転手さんは、いつもは不動産を売っているのだそうです。29歳で子供が一人、奥様と共稼ぎ。春(アジア映画祭)と秋(アメリカ映画祭)の映画祭のときに、いつも休暇を取って運転をしているのは、”楽しいから”だそうです。今日は”あなたたちの日”、と夜中まで付き合ってくれます。
フランスのスタッフはアジア映画祭を盛り上げようと、一生懸命働いていました。
少し残念なのは、日本からは自分たちと久石さんの二組だけが参加していて、取材もフランス側しかいなかった、ということです。指の爪を剥いで(どういう理由かわかりません、、)ちょっと入院したんだ~と指に包帯を巻いた映画祭委員会のR氏や、また来てくださいと微笑むホテルのMさん、ダークな背広をきちんと着た運転手のB氏の気持ちにどうやって答えたらいいのか、と日本人の私は思いました。
役所広司
2008年3月18日 | 固定リンク